特徴
カロテンやビタミンCが豊富なブロッコリー。鉄分や食物繊維も多く含む理想的な野菜です。
ブロッコリーは、カリフラワーと同種のアブラナ科で、地中海原産。明治時代に日本に入ってきました。
花蕾や茎の部分が赤紫色がかっているものがあります。
これはもともと含まれるアントシアニンという色素によるもので、寒さにあたると出てきます。
アントシアニンは抗酸化作用で知られるポリフェノールの一種で、
がんや生活習慣病の原因となる活性酸素の生成を抑制する働きがあると言われています。
ゆでれば緑色にもどり、味に変わりはありません。安心してお召し上がりください。
保存方法
花蕾が黄変しやすいため保存には向きませんが、保存する場合は、袋に入れて立てて冷蔵庫へ。
下ごしらえ方法
塩を加えた熱湯でかためにゆで、水切りして冷まし、密閉容器に入れます。
冷蔵庫または、冷凍庫で保存。冷蔵は2~3日ですが、冷凍なら長くもちます。
食べ方のヒント
ブロッコリーはゆで過ぎると食感が悪くなり、美味しさも半減します。ゆで過ぎにご注意ください。
少なめのお湯に塩をひとつまみ入れ、まず茎を先に入れ、時間差で蕾の部分を入れます。
好みの固さになったらザルにあげて重ならないように広げて冷まします。
同時に水気もよく切っておくことが、美味しく食べるコツです。
Q&A
Q.01ブロッコリーが紫だ。どうして?
- A.01
- ブロッコリーなどアブラナ科の野菜がもともと含んでおります「アントシアニン」という色素によるものか、日焼けによるものと考えられます。
「アントシアン」であれば茹でると色が消え、日焼けであれば茹でても色が残ります。
いずれの場合も、品質、味には問題ありませんので、安心してお召し上がりください。
Q.02ブロッコリーとカリフラワーの違いって何?
- A.02
- どちらもキャベツと同じアブラナ科の野菜です。
キャベツの花蕾(からい)が肥大したものがブロッコリーとなり、ブロッコリーが突然変異したのち、品種改良されて出来たのがカリフラワーと言われています。
日本では、カリフラワーの方が少し早く普及したようですが、最近では、栄養の点からもブロッコリーが注目されています。ただし、茹でてしまうとお湯の中に溶け出してしまう栄養分も多いため、蒸したり、炒めたりと調理方法も工夫してみてください。