国分人参

分類

にんじん ,いと愛づらし名菜百選
  • いと愛づらし

生産地

群馬県 他

愛づらし度

50点/100点

特徴

国分人参は、フランス生まれの西洋系長人参「仏国大長人参」から育成された品種です。長さが60センチ~1メートルにもなり、ごぼうのように長いのが特徴です。

 昭和30年ごろまで日本国内で消費される人参は、現在主流となっている根っこが短い品種ではなく、国分人参のように長い人参が優勢で、広く栽培されていました。しかし、食生活が欧米化し、生活様式が変化する中、冷蔵庫に入らない大ぶりな人参は敬遠されていきました。

 本来の人参らしい香りと、深みのある甘さが特長の人参です。

保存方法

泥つきのほうが風味は良いですが、泥が濡れていると傷みやすくなります。また、傷があっても泥で覆われていると分かりにくく、場合によってはそこから傷みが広がってしまうこともございます。洗って乾燥させた後、ラップに包んだり、袋に入れて冷蔵庫で保管するのがおすすめです。ぜひお試しください。 人参は秋に収穫したあと、春まで貯蔵しながらお届けします。春先は気温が急に高くなるため、人参は芽吹く準備をします。泥つきのまま新聞紙に包むか、洗って表面を乾かし、ポリ袋や鮮度保持袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保存してください。立てて保存するほうが人参に負担がかかりません。人参は高温に弱い野菜です。気温が高い時期は、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室に入れて保存してください。

食べ方のヒント

おすすめはきんぴらです。いつもとひと味違うきんぴらをお楽しみください。

Q&A

Q.01人参の根元のほう(太いほう)の色が他の部分と違い、赤紫っぽい。

A.01
土の中から顔を出した部分が霜や寒さに当たって色が濃くなったためです。色が変わっていてもお召し上がりいただけます。

Q.02人参がビタミンCを破壊するって聞いたけど。

A.02
加熱したり酢を加えたりすれば大丈夫です。人参、かぼちゃ、きゅうりなどは、生のまま切ったりおろしたりした後に時間をおくと、酵素の働きで野菜自体のビタミンCを破壊してしまいます。しかし、加熱したり酢を加えたりすることによって防げます。