25年の思いが込められた、晩酌茶豆
~野菜くらぶ(群馬県)~
枝豆栽培25年!ベテラン生産者と2人3脚で作る茶豆
9月上旬、らでぃっしゅぼーやの枝豆のラインナップを支えてくれている、野菜くらぶ(群馬県)の宮下さんと武さんの畑を訪問してきました。
枝豆栽培歴25年、宮下さんの茶豆畑
宮下さんはらでぃっしゅぼーや創業初期からのお付き合いで、枝豆栽培は25年!武さんは、宮下さんのもとで農業を学び、その後独立。畑の距離も近く、栽培について意見交換をしながら2人3脚で、枝豆の中でも薄皮が茶色の茶豆を栽培しています。
宮下さんから農業を学んだ、武さん
カメムシ被害による大打撃
茶豆は小さめですが、糖分が多いので甘みとうまみが強く、独特の風味が楽しめます。今年は茶豆7品種をリレーしながら、途切れないように9月後半までお届け予定ですが、猛暑などの気象変動の影響で年々それも厳しくなってきています。
今年は昨年の暖冬の影響でカメムシが大量発生していますが、その影響は茶豆にも。カメムシが枝豆の養分を吸うと、さやはしっかりあるのにいつまでたっても実が膨らみません。廃棄の山を築いています。
カメムシに吸われた枝豆は、さやだけ育ち、実は膨らみません
今年は正品率が例年の3割程の収穫量となりそうとのこと。選別ではじかれる量を見ると、もう少し殺虫剤の農薬が使えれば…と頭をよぎります。
手作業での選別。規格外の茶豆を足元のかごへはじいていきます
選別ではじかれた茶豆
適期を見極めて収穫する難しさ
収穫量を上げるために重要なのは、ベストなタイミングでの収穫を逃さない「収穫適期の見極め」です。そのためには品種の特性を掴むのが何よりも大事。
早生から晩生までの品種がありますが、土地との相性によるところも大きく、実際に育ててみないと、それが本当に早生や晩生に生育するのか判断ができません。
試行錯誤の連続に加えての気候変動で、さらに適期を読むのが難しくなっています。曇り続きで実が膨らむのを待っていたら、翌日の急な温度上昇の1日で適期を逃してしまうなんてことも…。自然相手の農業の過酷さを改めて思い知らされます。
カメムシ以外の害虫も。サヤタマバエの被害にあった茶豆
「晩酌茶豆」のお届けもスタート!
9月後半にお届け予定の「晩酌茶豆」は、宮下さんが枝豆栽培を始めた頃から作り続けている品種で、宮下さん、武さんの代表的な茶豆です。
現在好評お届け中の「枝豆制覇」でも、レア度★5の晩酌茶豆。
甘みが強く、食べた後のあっさりとした香りが特徴
いろいろな品種を作ってきた宮下さんですが 「毎年なんとか続けてこられたのは、この土地に合っている証拠。その分思い入れもあるね」と話します。この時期の寒暖差で味ものってくるそうです。もしめぐる野菜箱で届きましたら、ぜひお楽しみください!
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