瀬戸内レモン・みかん植え付け中
稲角農園(広島県)
今回訪ねたのは、しまなみ街道の通り道でもある広島県尾道市の生口島(いくちじま)。温暖で雨の少ない瀬戸内エリアは、みかんやレモンなどの柑橘栽培に絶好の地域です。
生口島のみかん畑からの風景
生口島の稲角(いなずみ)農園では、レモンやみかんの植え付け作業の真っ最中です。
元々らでぃっしゅぼーやの農産スタッフだった稲角さん。家業の柑橘農家を継ぐために退職し、その後は島の次世代を担う若手農家として奮闘。家族一丸となって農業を営んでいます。
元らでぃっしゅぼーやスタッフで、現在は柑橘農家の稲角さん(左)とご家族。
現在はらでぃっしゅぼーやにも柑橘を出荷してくれています。訪問したこの日は、新たに借り受けた畑を整地して、晩生の柑橘「なつみ」(春みかん)を植え付ける作業を行っていました。
なつみの樹の植え付け
島の柑橘生産者はだんだんと高齢化が進み、手をかけられなくなる畑も出てきています。放っておくと耕作放棄地となり、病害虫の源泉になってしまうなど地域が荒れてしまいます。
そのため現役農家が畑を借り受け、荒地にならないよう使う必要があるのです。稲角農園も近隣生産者から借りて畑を拡大していますが、「さすがにこれ以上は手が回らないかも」という状況だそうです。
弱った苗の植え替え作業
そんななか、「らでぃっしゅぼーや用にレモンをもう少し増やしてほしい」「みかんを作ってほしい」など私たちのお願いにも、よく対応してもらっています。
らでぃっしゅぼーや用の果物を作るには、農薬や化学肥料を控えた栽培基準で作る必要があり、より厳しい畑の管理が必要になります。今回は糖度が高く人気の「いしじみかん」の、らでぃっしゅぼーや用の畑を見せてもらいました。果樹なので時間がかかり、出荷までには2~3年かかりますが、順調に育っています。
らでぃっしゅぼーや用「いしじみかん」の畑
レモンの大きな樹!これもらでぃっしゅぼーや用です
雨が少なく柑橘栽培に適した瀬戸内ですが、昨年は極度の干ばつに見舞われました。樹が弱る、果実が大きくならない、落下するなど3〜4割の減収という厳しいシーズンでした。しかし若手農家は次のシーズンに向けてもう前を向いて動いています。
今後も稲角農園のレモン、ライム、みかんなどをお届けしていきますので、応援よろしくお願いいたします。
稲角農園公式HPは
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