ワカモノ集合!北海道の熱い夜
~バトンを受け継ぐ次世代メンバー~
同じ志で絆を深めてきた、北海道の生産者たち
農閑期を迎えた北海道。生産者たちは除雪やスキー場の仕事をしたり、挨拶まわりをしたりしながら来年の計画を立てる時期です。勉強会や交流会も多くなります。
らでぃっしゅぼーやの北海道の生産者は昔から横のつながりが非常に強く、夏場はお互いの畑の視察、冬には反省会や勉強会をし、「農薬を使わずにいかによい野菜を作るか」のノウハウを共有し技術を高めあってきました。その関係性は20年近くになります。
「近い世代で集まりませんか?」と声をかけてくれたのは、“ちにたふぁ~む”の田中さんでした。
ちにたふぁ~むの2代目、田中さん
生まれは長崎ですが、教師だった父・和正さんが一家で富良野への移住を決断。ログハウスをたて、農薬を使わない農業を始め、「北の国から」を地でいくような生活。
らでぃっしゅぼーやの生産者たちと交流・勉強を重ね切磋琢磨してきました。まだ有機農家が変人扱いされていた時代。志をともにする仲間がいるのは、どれだけ心強かったことでしょう。田中さんも10代のころから勉強会に参加し、父と仲間の姿を見てきました。
有機農業を先導してくれた世代は還暦を過ぎ、次世代にバトンを渡す時期でもあります。今回は田中さんの呼びかけで、北海道内の同世代が富良野に集まりました。
ワカモノが集結!話は尽きない一夜
では、集まったメンバーのご紹介です。
玉ねぎづくり職人“オニオンファームカワマタ”の川眞田さん
やさしく後輩たちを見守る役割。富良野でズッキーニを作る“どらごんふらい”の徳弘さん
不耕起(※)で絶品の中玉トマトを作る“のんの畑北海道”の川端さん
※不耕起(ふこうき)=畑を耕さず、そのまま種をまき農作物を育てる農法。農作業の省力化や燃料削減、生物保全などのメリットがあります。
美瑛の奥地で大玉トマトを極める“笑顔菜園ひらまつ”の平松さん
ハウスアスパラを作る“原崎農園”の原崎さん
みんな基本は農薬を使わない生産者たちで、40代半ばが中心の同世代です。「若者」とはいえない年齢ですが、農業界においては若者。初対面の人もいましたが共通項も多く、趣味の話や家族の話、作物の話に経営の話。話は尽きず、夜は更けていきました。
ちにたファ~ムの宿泊用ハウスで夜を過ごしました
もっとお客さんの声がききたい
みんなが熱く語っていたのが「もっと食べている人の声を聞きたい!」ということ。
毎年秋に札幌で開催しているサステナブルマーケットに参加している原崎さんは、「とにかく一人でも、食べてくれている人の声を聞きたくて参加してます。今年も、アスパラの原崎さんですよね、って言ってくれる方がいて…」。
川端さんは「配送のトラックに乗ってお客さんと話がしたい!」と熱望。話好きの川端さんが同乗すると絶対配送時間が遅れる!というツッコミが入り、笑いあいました。
\生産者へメッセージを届ける方法/
①畑だよりの感想フォームから
各記事の最下部のフォームをご利用ください!
②お届けする野菜や果物のカードにある二次元コードから
※二次元コードがないものもあります。カード記載の品目以外のものの感想もお寄せいただけます。
そのほか、買い物サイトのお客様レビュー、配送スタッフへお渡しいただいたお声、お客様サービスセンターへのお声も、生産者へ届けています。
生産者にとってお客さまの声が何よりの励みです。「おいしかった」も、「おいしくなかった」も、どんな声でもお寄せください。私たちが責任をもって受け止め、生産者に届けます。
夏のボランティアも受け付けています!
川端さんは、昨年11月に自宅が全焼。自ら家を建て直す!と決め、地域の仲間に手伝ってもらい解体・土台作りから上棟までいきました。来年以降も、畑作業と家づくりを平行して行います。
川端さんの後ろに写るのが、建て直し中のご自宅
川端さんは「ののの」というサービスで、田中さんは「WWOOF」というサービスで、それぞれ農作業ボランティアを募集しています。ご興味のある方は、来夏、北海道で生産者と一緒に畑仕事に汗を流してみてはいかがでしょう?きっと話に花が咲くと思います。
ご意見、ご感想、生産者への
メッセージなどお待ちしています!
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