旬はいつ?特産はどこ?
知ってください!芽キャベツのこと
南伊豆太陽苑生産者グループ(静岡県)
突然ですが、思い出の給食のメニューはありますか?
静岡県浜松市出身の私は、年に一回鰻が出てくるのが印象に残っています。その日の朝は、給食が楽しみで学校に向かっていました。クラスメイトが欠席したときに発生する、おかず争奪戦のじゃんけん大会には必ず参加していたことを覚えています。鰻は静岡県の名物ですが、自宅で食べることはあまりなく、大人になった今でもごちそうです。
そして名物の鰻とは別に静岡県は芽キャベツも有名です。全国収穫量の9割を静岡県で占め、日本一を誇ります※1。しかし給食で食べた記憶が全くなく、大人になってからとても驚かされた地元の魅力のひとつです。
芽キャベツは名前の通りキャベツの仲間ですが、茎のてっぺんにある頂芽(ちょうが)が結球するキャベツとは異なり、わき芽が結球します。
「わき芽」が芽キャベツになります
キャベツのように1回採ったら終わりではなく、茎に沿ってびっちり生え、複数回にわたって収穫し、一株から60~70芽採れるものもあります。その形から「子持ちかんらん(甘藍=中国語でキャベツのこと)」ともいわれ、子孫繁栄の象徴としてお祝い事にも使われるそうです。
芽キャベツの採り方
らでぃっしゅぼーやでは、野菜くらぶ静岡、南伊豆太陽苑生産者グループの2産地から出荷しています。特に南伊豆太陽苑生産者グループは全国の14%という日本一の生産量※2。代表の伊藤さんと弟さんの兄弟で協力して取り組んでいます。
生産者法人ベストベジ株式会社代表の伊藤孝治さん(右)と、弟の佳秀さん(左)
ヨーロッパが原産の芽キャベツは湿気が苦手ですが、冬の厳寒期、遠州の空っ風と呼ばれる強烈な西風が吹くおかげで栽培ができていると伊藤さんはいいます。
日本海側から南アルプスにぶつかり、雪を降らせたあとの乾いた風が陸地の温度を奪うと、陸地より暖かい太平洋上に雲が湧きます。南の海上にはまるで山脈のように雲が連なり、冬の風物詩となっています。
小さな芽キャベツをひとつひとつ虫食いなどチェック
そんな芽キャベツを3月前半まで、めぐる野菜箱でお届け予定です。コロコロと小さい見た目が可愛らしく、ひと口サイズなので、シチューなどの煮込み料理にしたり、グリルしたりとまるごと調理して食べるのがおすすめです。
半分にカットして、オリーブオイルでじっくり焼いて、塩だけでもおいしい!
静岡発の旬の味、ぜひお楽しみください。
※1:静岡県公式ホームページより
※2:ベストベジ㈱ホームページより
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