らでぃっしゅぼーやの
春キャベツは「金系201」だけ
「金系201」って知っていますか?何だか聞きなれない、だけど何だかかっこいい響き!?金系201とはキャベツの品種名です。
一般的には、3月頃から出荷される巻きのゆるくやわらかい品種全般が“春キャベツ”とよばれますが、実は品種は様々です。近年は「早く出すと売れる!」という風潮があり、2月頃から春キャベツとして販売されるものもあります。
らでぃっしゅぼーやではこれらは“春系”キャベツと表記し、区別しています。そして金系201だけを“春“キャベツと認定!
葉の巻きがゆるくフワッとしていて、みずみずしく生で食べるのがおすすめの、昔ながらの春キャベツ品種。ほかのものも一緒くたにするにはもったいない、これこそが春キャベツという、らでぃっしゅぼーやの少々マニアックなこだわりなのです。
昔ながらの春キャベツ、金系201
そんな金系201を栽培してくれているのは、三浦大根の産地としても有名な黒崎研究会。神奈川県三浦半島は、相模湾・東京湾からミネラルを含んだ風が吹き、肥沃な土壌を有します。温暖な気候で寒暖差が少なく、甘くてやわらかいキャベツ作りにはぴったりの土地です。
黒崎研究会の石橋さん(左)、山田さん(中央)、石渡さん(右)
金系201は黒崎研究会発足の40年前当初から、三浦大根とともにずっと作り続けている歴史ある品種ですが、悩ましいこともあるといいます。
「畑に1週間も置いておけないんだよ」と話すのは、生産者の山田さん。普通のキャベツよりも収穫適期が短く、適期を過ぎると亀裂が入りバリバリっと割れてしまうというので驚きです。また収穫適期を見誤ると、キャベツ内部がとろけてくるそうです。
そこで、キャベツの風通しをよくするために、キャベツ同士の間隔を空けるように収穫を進めます。大きくなるスピードも全てバラバラなので、何度も畑に入り、ひとつひとつ状態を確認して収穫します。
一面に広がるキャベツ畑
このように品質管理が難しく一斉収穫ができないため、一見作業としては非効率ですが「この手間が大事なんだよ。やっぱりお客さんには一番よい状態で召しあがっていただきたいよね」とみなさん口を揃えます。
めぐる野菜箱でもお届けしていますが、単品商品でも「春キャベツ(金系)」の名で4月4週お届け分まで販売しています。日差しをたくさん浴び、繊維がやわらかくふんわりと育った、今だけ楽しめる旬食感。まずは生で、サラダで、その違いを感じていただきたいです。
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