ゴミではなく、畑の栄養に。
会員さんと作ったトマトの話
ゆうき伊賀の里(三重県)
三重県のゆうき伊賀の里では、小松菜、チンゲン菜、ピーマン、トマト、ほうれん草、おかわかめなど、沢山の品目を栽培していて、見ているだけで楽しくなる畑です。
ふくらみ始めたトマトの実
そんな多種類の野菜を育てるのに重要な役割をするのが…「堆肥やな」と、代表の福広さん。堆肥場へ案内してくれました。
福広さんの堆肥場
堆肥に含まれる有機物がゆっくりと分解されていくことにより、土がやわらかくなり、また微生物たちが病原菌を食べて病害虫を軽減してくれます。
ゆうき伊賀の里代表の福広さん
福広さんのつくる堆肥は自家製ブレンド!混ぜ合わせた後の埃の立ち方を観察して水を加え、適切な温度になるようにコントロールするといいます。堆肥と言うと臭いイメージがありますが、匂いが全然しないから驚きです。「バランスやな」と福広さん。まさに職人技です。
年間20~30トンもの量を作り畑に投入しているとのこと。ゆうき伊賀の野菜たちを支える重要な役割を担っています。
堆肥の中央に見えるのは温度計
堆肥の中を観察していると、気になるものを発見。「これ何ですか?」「それはらでぃっしゅぼーやの会員さんから戻ってきた…みかんかな?」正体は、会員さんのご家庭から回収した、乾燥処理されたみかんの皮でした。
みかんの皮発見!
ご家庭の野菜くずなどの生ごみを畑に戻す「エコキッチン倶楽部」の取り組みは、2001年に始まり20年以上続いています。らでぃっしゅぼーやが野菜を届け、その野菜くずをまた畑に戻すという、循環の取り組みです。
西日本ではゆうき伊賀の里が、東日本では有機栽培あゆみの会が、受け入れ先となっています。
「会員さん、生産者、畑を循環することで一緒につくっている実感が持てる」と、堆肥から見えたみかんを見ながら話してくれました。
そんなエコキッン倶楽部の堆肥を使って、福広さんが栽培した「会員さんと作ったエコなトマト」が現在販売中!
7月2週お届け分まで取り扱いがあるので、よかったらチェックしてみてください!
「会員さんと作ったエコなトマト」ご購入はこちら
<販売予定:2024年6月4週~2024年7月2週>
※1:買い物サイトのご利用はログインが必要です。
※2:取り扱いがない期間はリンク先がエラーになります。
関連記事
エコキッチン倶楽部とは
注目!ネバネバ夏野菜「おかのり」~ゆうき伊賀の里~(2023/7/30畑だより)
ご感想をぜひお寄せください
▼下記フォームからどうぞ!▼