農薬も化学肥料も使わない
自然栽培の現場レポート
~ぐんま古里農園(群馬県)~
化学肥料と農薬を使わず20年!
連日うだるような暑さが続いていますが、夏バテなどなさっていませんか?夏真っ盛りのある日、群馬県高山村にある、ぐんま古里農園を訪問してきました。
代表の後藤さんは、20年以上化学肥料や農薬に頼らない自然栽培を実践し、第一人者として後進を育成。県外からも新規就農者が訪れます。今回は3種の夏野菜を紹介してもらいました。
ぐんま古里農園代表の後藤さん
虫害にあっても農薬は使わない、とうもろこし
まずはとうもろこしです。高山村は標高1000m級の山々に囲まれた中山間地域。風通しがよく昼夜の寒暖差があり、とうもろこしにとってはうってつけの環境です。
昼夜の寒暖差でとうもろこしの糖度が高まります
そんなとうもろこしにとって厄介なのが虫害ですが、農薬は一切使用していません。全体の半分は虫食いなどで実がならず、出荷できなくなることもあるそうですが、今後も使用することはないそうです。強いこだわりを感じます。
剥いてみると…虫害にあったとうもろこし
無事収穫できた貴重な自然栽培のとうもろこしは、実が詰まっておいしそう!
連作18年目!自然由来で育つ枝豆の味
次は枝豆。通常同じ畑で同じ野菜を続けて栽培すると、土壌の成分バランスが崩れて収量が落ちてしまう等の「連作障害」が起きますが、後藤さんの枝豆はなんと連作18年目!
自然のなかにある、連作18年目の枝豆畑
農薬も肥料も与えない自然由来の環境で育った枝豆は「味が全然違うよ」と後藤さん。食べてみると、やはり風味、食感、味わいは格別でした!定期便「枝豆制覇」では、自然栽培枝豆、ゆかた娘、はくてつの3種を、めぐる野菜箱では10月まで、ぐんま古里農園の枝豆をお届け予定ですので、お楽しみに!
風味、食感、味わいも格別な枝豆をお楽しみに!
生でも加熱してもおいしい、高山きゅうり
最後に、伝統野菜や珍しい野菜を集めた「いと愛づらし名菜百選」のひとつである、高山きゅうり。1本約400gと、普通のきゅうりの4倍程の重さがある白イボのきゅうりです。
ペンと並べるとこの太さ!
肉厚でやわらかく、シャキシャキ!
後藤さんのおすすめの食べ方は、薄くスライスして冷や汁。ほかにも、揚げても焼いてもよし!普通のきゅうりでは味わえない食べ方が楽しめます。肉厚でやわらかく、シャキシャキ食感!生ではもちろん、加熱でもおいしいのは驚きでした。
群馬県公式HPでも高山きゅうりの冷や汁ご飯が紹介されています。なんと、カツやお焼きも…
ぐんま古里農園の平形さんも、とうもろこし、枝豆、高山きゅうりを栽培
生産者の自然栽培への姿勢、魅力的な野菜たち、高山の気候風土に魅了された訪問となりました。まだまだ猛暑は続きますが、旬の夏菜を食べてこの夏を乗り越えたいですね!
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