産地からの春だより、桃の枝プレゼント
~紀の芽の会(和歌山県)・山梨一宮グループ(山梨県)~
今年も桃の節句が近づいてきました
毎年この時季にめぐる野菜箱に添えてお届けしているのが、桃の枝です。

めぐる野菜箱と一緒にお届けしています
なかなかすべてのお客様に足りるだけの数が用意できず、今回も届いていない!というお客様には本当に申し訳ありません。1本でも多くお届けしたい想いで、毎年奔走しています。

お客様の元で咲いた、桃の花
蓬台さんの矢口桃
和歌山県、紀の芽の会の蓬台(ほうだい)さんは、果物ではなく花専用の「矢口桃」を栽培しています。毎年2万本超の出荷に協力いただいています。
まだ冷え込みの厳しい1月末、蓬台さんの畑を訪ねました。

1月下旬、蓬台さんを訪問
2月の出荷時期には、パートさんやご近所のお手伝いしてくださる方と計8名ほどで枝を切り、つぼみの状態を見て選別。ムロで湿度と温度を管理し1週間、花が咲きやすい状態にして出荷してくれています。
花桃はフルーツの桃とは違い、そこまで細かな剪定作業は必要無いとのことですが、それでも夏場は何度も伸びてくる下草を刈ったり、有機肥料を与えたりと手入れは必要です。
夏場の草刈りはかなりの重労働のため、畑の主な除草担当は2頭のヤギたちが活躍しています。

除草担当のヤギくんたち
人なつっこい性格のヤギくんたちは、人がくると遊んでほしいのかひたすら頭突きを繰り出してきて、これが結構力強いのです。立派な除草隊戦力として頼りになります!
お話しする蓬台さんから離れないヤギくん
蓬台さんも「あと何年続けられるかはわからないけど、会員さんが喜んでくれる桃の枝をよい状態でお届けできるように頑張ります。」と仰ってくださいました。本当にありがたい存在です。
らでぃっしゅスタッフによる剪定枝もお届け
そして昨年から始まったのが、スタッフが直接枝を取りに行く活動!こちらはフルーツの桃の生産者、山梨県一宮グループに協力いただいています。
今年はオイシックス、大地を守る会も一緒に総勢27名で訪問!
剪定は、桃の樹の管理のためにこの時期必要な作業です。剪定した枝のうち、つぼみが付いているものをあらかじめ残しておいてくれるので、そこからスタッフが選別し、枝を切り揃えていきます。


はじめは枝切りバサミに慣れなかった人もだんだん慣れていき、らでぃっしゅぼーや分として約5,000本の桃の枝が集まりました!


なるべく花芽がたくさんついているものを選別
なるべくあたたかい場所で、枝が乾燥しないようにしていただくと咲く確率が上がります。
花が咲くかどうかは、枝の状態や花を置く環境によって変わります。咲かない場合もありますが、「今まで一度も咲かなかったけど今年ははじめて咲いた!」というお声も毎年いただきます。自然のものですので、どうかあたたかい目で見守っていただけると幸いです。
来年こそはもっともっと人手を増やし、全お客様へお届けできるようにがんばります!

らでぃっしゅチームがお世話になった木下さん(写真中央)の桃畑で記念撮影

らでぃっしゅぼーや、オイシックス、大地を守る会で全員集合。山梨一宮グループのみなさん、ご協力ありがとうございました!
〜北海道のお客様へ〜
北海道のお客様には、桃の枝ではなく今年も北海道産地の「さくらんぼの枝」を準備中です!もう少々お待ちください!
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